「ELIAS HOTEL 1883」のバックストーリーと星条旗の謎

トリビア

「ELIAS HOTEL 1883」のバックストーリーと星条旗の謎

ディズニーランドにインパーク(入園)すると、ウォルトディズニーの生まれ故郷であるミズーリ州のマーセリンの街並みが「ワールドバザール」と言うかたちで広がります。

ディズニーランドではこのようにウォルト・ディズニーにまつわる建物やエピソードが至る所に散りばめられており、そういった隠しエピソードを探すのも楽しさのひとつと言えますね。

そんなエピソードの中から、今日紹介するのはみなさんが何気なく使っている「レストルーム(トイレ)」です。

イライアスホテル1883の由来

レストルームはパーク内の至る所にあり、それぞれのテーマランドにちなんだ装飾が施されています。写真は”ウェスタンランド”にあるレストルームで、周囲には「ビッグサンダー・マウンテン」「シューティングギャラリー」など、その名の通り”アメリカ西部の開拓時代”を思わせるような街並みが広がっています。

と言うわけで、写真のレストルームも西部開拓時代のホテルがイメージされているのですが、実はこのホテルには隠されたバックグランドストーリがあるんですよ!

「えっ、ホテル(レストルーム)にバックストーリ??」

ちょっと意外ですが、”さりげない”と言うにはもったいない奥深いエピソードがありますので紹介してみようと思います。

ELIAS HOTEL 1883

さて、エピソードの中心となるのは「ELIAS HOTEL 1883」です。

実は、ホテルの名称になっている「ELIAS」とは、ウォルト・ディズニーの父親でアメリカ合衆国最大規模の鉄道会社である”ユニオン・パシフィック鉄道”の鉄道員として活躍されていた「イライアス・ディズニー(Elias Disney)」に由来しています。

ちなみに、”アメリカ合衆国で最大規模の鉄道”とはどれくらいの規模かと言うと、「ざっとJR(全社)の2倍!」と言ったところです。2倍とは線路の総延長だけの比較ですが、それでも日本を走るJRの2倍もの線路を有しているのはスケールが違いますね。

そんな、イライアス・ディズニーが活躍していた時代は、まさに「西部開拓時代(1860年-1890年代)」でしたので、この時代を象徴するウェスタンランドに父親への想いを込めて建てられているというわけです。

…と言っても、「ELIAS HOTELは父親にちなんでネーミングされている」と言うエピソードはかなり有名な話なので、得意げに語るのは気が引けるのが正直なところです。

しかし、このホテルをよく観察すると不自然な点(謎)が二つあるのですが、この謎や背景について掘り下げた記事はほとんどありませんので、今回はこの二つの謎についてとことん考えてみたいと思います。

正直、この謎に気が付くのは”細かすぎる人”なのかもしれませんが…(苦笑)

ELIAS HOTEL「星条旗」の謎

一つ目の謎が建物上部に掲げてある「星条旗」です。

「ELIAS HOTEL 1883」の星条旗の星が27個の理由

この星条旗に描かれている星の数を見ると”27個”なんですね。ご存知の方も多いと思いますが「星条旗の星は、州の数と同じ」となっているため、独立時の13個から現在の50個になるまで幾度となく追加変更されてきた経緯があります。

肝心のELIAS HOTELの星条旗を見ると星は27個で、フロリダ州が追加された”1845年”のものになります。でも、そうなると「ELIAS HOTEL 1883」と開業したとされる”1883年”と時代が一致しなくなりますよね。

なぜ、1883年当時の星条旗ではなく”1845年”の星条旗にしたのでしょう?

あくまで推測ですが、1845年の星条旗にしたのは”フロリダ州”を強調したかったのではないかと思います。と言うのも、父親であるイライアス・ディズニーと母親であるフローラ・コールが結婚したのは、1888年フロリダ州アクロンと言う街で「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」が建設された場所からわずか40マイル(約64km)しか離れていない場所だったそうです。

父親が結婚した地、ウォルト・ディズニー自身の夢を注いだウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの地。これらフロリダへの想いを1845年の星条旗に込めたのではないかと思います。

1883年に何があったの?

さて、もうひとつの謎が開業したとされる”1883”と言う表記です。

冒頭にも書いたようにディズニーランドにはウォルト・ディズニーの足跡が至る所に散りばめられていますので、当然、1883年とした点にも何か根拠があると思うのですが、実は、1883年にディズニーにまつわる出来事が見つからないんです。(ちなみにウォルト・ディズニーの誕生は1901年です)

例えば「1883年に父親が結婚した…」と言うようなエピソードが全く見つからないんです。そこで、びっしり英語で書かれたサイトなどを調べてみると二つの仮設が浮上します。

一つ目はウォルト・ディズニーが創立したカリフォルニア芸術大学です。

この大学は1961年にシュイナード芸術学校と、ロサンゼルス音楽学校が統合し誕生したのですが、大学の前身であるロサンゼルス音楽学校の創立が”1883年”なのです。ちなみに、シュイナード芸術学校の創立は1921年です。

余談ですが、この大学出身者には「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のティム・バートン監督、「トイ・ストーリ」のジョン・ラセター監督など、ディズニー作品には欠かせない人物が大勢在籍していただけに個人的には「この説が濃厚かな?」なんて思っています。

そして、二つ目の説が「東京ディズニーランドのオープン日」です。

東京ディズニーランドがオープンしたのは1983年4月15日のことです。ちょうど、ELIAS HOTELの開業100年後となりますから、語呂でこの年(1883)を選んだのかもしれません。

まとめ

正直、どの説が正しいかどうかはわかりませんが、こういったウォルト・ディズニー自身の足跡も散りばめられ統一した世界観が演出されているからこそ、ディズニーランドは魅力的で多くのゲストが来園するのだと思います。

それにしても星条旗ひとつにこだわるのは「さすがディズニー」と言った感じですね。





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