「ディズニーランド」のアトラクションと聞くと、「ピノキオ」「シンデレラ」「モンスターズインク」「スティッチ」など、おなじみのファンタジー作品がもととなったアトラクションを思い浮かべる方が多いと思います。
そんな中、「えっ、ディズニー?」と一瞬考えるアトラクションがありますよね。
それが『スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー』です。
「スター・ツアーズ」はジョージ・ルーカス監督の代表作である映画「スター・ウォーズ」がベースになっているのはみなさんもご存知だと思うのですが、同時に「なぜ、スター・ウォーズがディズニーランドにあるの?」と思われる方も多いはず。
そこで、今回はスター・ウォーズとディズニーの関係について書いてみようと思います。
ピクサーとジョージ・ルーカス
映画「トイ・ストーリー」「バグズ・ライフ」「ファインディング・ニモ」などのヒット作でおなじみのアメリカの映像制作会社「ピクサー」。
いまや、ディズニーアニメの代名詞とも言えるアニメスタジオですが、実はジョージ・ルーカス率いる「ルーカスフィルム社のコンピュータ・アニメーション部門(1979)」がその前身だったのはあまり知られていないのではないでしょうか?
その後、スティーブ・ジョブズらの買収を経て、2006年からウォルト・ディズニー・カンパニーの完全子会社となったピクサーですが、もともとはジョージ・ルーカスがピクサー社長のエド・キャットマルを雇い入れ設立したアニメーション部門に由来していたのです。
ジョージ・ルーカスとキャプテンEO
さて、2014年6月まで運営されていたマイケル・ジャクソン主演の「キャプテンEO」
マイケル・ジャクソンの人気が最高潮だった1986年にエプコットに導入されたこのアトラクションの制作総指揮もジョージ・ルーカスが勤めました。
これは、元ウォルト・ディズニー・カンパニー最高経営責任者のマイケル・アイズナーからの依頼や、マイケル側の指名により実現したものですが、このアトラクションをきっかけに「スターツアーズ(1987)」や「インディー・ジョーンズ・アドベンチャー ~クリスタルスカルの魔宮~(1995)」を手掛けることなったそうです。
このようにジョージ・ルーカスとディズニーの関係は深いわけですが、もしジョージ・ルーカスがアニメーション部門を設立しなければ「トイ・ストーリー」などの名作が生まれなかった可能性もあると言うわけですから”縁”って不思議ですよね。
そして、ルーカス・フィルム社は2012年にディズニーが買収、初のディズニー制作による「スター・ウォーズ・フォースの覚醒(エピソード7)」が2015年12月18日に公開されるのを受けて、ディズニーランドとシーのリーフレットには映画の予告が印刷されていました。
「なぜ、スター・ウォーズがディズニーランドに?」と疑問に感じた方も多いと思いますが、実はこのような関係があったわけです。
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