ディズニーランド・ディズニーシーの営業時間は「8:00-22:00」や「9:00-22:00」と言った朝から夜までの営業が一般的ですよね。しかし、ごくまれに「-18:30」など営業時間が短い日も設定されています。
多くの方は「時間が短いなら他の日に行こうかな」となるのですが、この日のパーク内はどのような感じなのでしょう? 実際、18:30で閉園となった2015年12月4日(金)の様子から見ていきましょう。
なぜ、営業時間が短いの?
まず、この日の営業時間が18:30までとなっている理由ですが、これは夜にオフィシャルスポンサーである株式会社ジェーシービーによる貸切プログラム『JCBマジカル』が19:30-22:30まで開催されたためです。
現在、東京ディズニーランドでは26社(ディズニーシーは25社)がオフィシャルスポンサーとして参加していますが、これらスポンサー主催による貸切営業の他、年越しのカウントダウンイベント「ニューイヤーズ・イヴ」、普段アルバイトとして勤務しているキャストを対象とした「サンクスデー」などと言ったイベントが閉園後に開催されることがあるため、一般向けの営業が18:30と短くなっているわけです。
話は逸れますが、個人でディズニーランドを貸切ったことがあるのはアメリカが誇るスーパースター、マイケル・ジャクションです。1987年、自身が出演している「キャプテンEO」を鑑賞しに来園した時はパニック防止の観点から貸切営業となったことがあり「個人でディズニーランドを貸切った唯一の人物」として語り継がれています。

ショーやパレードの時間が繰り上がります
さて、営業時間が短くなりますので、「エレクトリカルパレード・ドリームライツ」は19:30→17:00、「ワンス・アポン・ア・タイム」は20:50→18:00とショーやパレードの時間が繰り上がります。雰囲気としては「ワンス・アポン・ア・タイム」の上演が終わると閉園のアナウンスが流れると言った感じですね。
混雑度は?
一番気になるのがここですよね。
やはり「18:30までしか楽しむことができない」と言うことが影響しているからだと思いますが、チケットブースの段階から「非常に空いている」のが実際のところです。
実際、この日のアトラクションの”平均”待ち時間は…
♪バズ・ライトイヤーのアストロブラスター…30分(通常50分)
♪プーさんのハニーハント…40分(通常60分)
♪ホーンテッドマンション…20分(通常40分)
♪スティッチ・エンカウンター…45分(通常60分)
と、同時期の通常営業日に比べ3~4割ほど待ち時間が”短く”なっています。
普段込み合っているトゥーンタウンも比較的空いている印象でしたね。
一方、ディズニーシーに目を向けると…
♪トイ・ストーリー・マニア…120分(通常100分)
♪タワー・オブ・テラー…90分(通常80分)
♪センター・オブ・ジ・アース…70分(通常50分)
♪インディ・ジョーンズ・クリスタルスカルの魔宮…60分(通常45分)
と、こちらは同時期の通常営業日に比べ2~4割ほど待ち時間が”長く”なっていますから、ディズニーランドからディズニーシーにゲストが流れているのがおわかりいただけると思います。
特別な割引券「エクストラ・ファン・パスポート」
さて、営業時間が短いディズニーランドに訪れたゲストが「時間が短くて損しちゃったな…」と言うことがないように、ディズニーリゾートでは特別な「エクストラ・ファン・パスポート」が対象者に向けて販売されています。
この「エクストラ・ファン・パスポート」とは、ディズニーシーに15時から入園できる特別なパークチケットのことで、ディズニーランドに入園したゲストに限り1枚2,000円(子供も同額)で購入することが可能です。購入する際は、ディズニーランドのエントランスで配布されるエクストラ・ファン・パスポートの案内(写真)とディズニーランドに入園したときのパークチケットが必要です。
ちなみに土日祝日の15時から使用できる「スターライトパスポート」は大人5,400円(子供3,500円)、平日18時から使用できる「アフター6パスポート」は大人4,200円(子供4,200円)ですから、かなりお得にディズニーシーを楽しむことが可能です。
家族連れにはちょうどいい時間?
エクストラ・ファン・パスポートが販売されると言っても、営業時間が18:30だと少し損した印象があるのが正直なところかもしれません。
ただ、小さなお子様を連れた家族旅行の目線で考えると、パーク内は空いておりスタンバイでもたくさんのアトラクションを楽しむことができますし、普段は夜遅い時間に開催されるエレクトリカルパレード・ドリームライツやワンス・アポン・ア・タイムが早い時間で開催されますから「夜のパレードとショーを楽しんで閉園後にゆっくり夕食…」と言う子供にも優しいスケジュールを組み立てることも可能です。
敷いていえば、閉園後のレストランはディズニーランドホテル・アンバサダーホテルをはじめどこも満席のところが多いですから、「プライオリティ・シーティング」などで事前に予約されることをおすすめします。
もちろん、若いカップルであれば「エクストラ・ファン・パスポートを使ってディズニーシーも楽しむ!」と言う選択肢もありますが、いずれにしても貸切営業日は普段とは異なるスケジュールを組み立てなければいけませんのでスケジューリングの参考にしてください。
「JCBマジカル」オープン前の様子。通常営業の朝より混雑している感じです(>_<)