ディズニーランドでは「ミッキーのフィルハーマジック」「カントリーベア・シアター」「スティッチ・エンカウンター」など多くの”シアター系”アトラクションが存在します。
そんなシアター系アトラクションは一度に多くのゲストがシアターで楽しむことになるので、ゲストの安全に配慮して「ドアは外側に向かって開く」と言うルールが建物に適応されているのはご存知ですか?
フィルハーマジックなどシアターへの入場を待っていると「ドアはみなさんに向かって開きますのでキャストの案内があるまでお待ちください…」と言うアナウンスが流れます。普段、何気に聞き流しているアナウンスですが、よく考えてみると人が待っている側からシアター内に向けて開くドアだと導線的に良いと思うのですが、ディズニーにあるシアター系のアトラクションはすべてシアター側から外側に向かってドアが開くようになっています。
それはなぜでしょう?
法律が関係していた!?
答えは、「非常時にすぐ逃げられるようにするため」だからです。
もし、火災などが発生したときドアがシアター内に向けて開くと逃げにくいですよね。そのため、ドアは外側に向かって開くようになっているのです。
「さすが安全第一のディズニー!」
と言いたいところなのですが、実際は火災予防条例準則(消防法)や、建築基準法施行令(建築基準法)で定められているのです。
第125条 2.劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂又は集会場の客用に供する屋外への出口の戸は、内開きとしてはならない。
(建築基準法施行令)
ちょっと現実的な話になってしまいましたが、こういった防災対策もしっかり遵守しているディズニーランドですので、ゲストは安心して楽しむことができるわけですね。