船長さんの軽快なトークでおなじみの「ジャングルクルーズ」。2014年9月8日には「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」としてリニューアルオープンし、ナイトクルーズが加わるなどこれまで以上にスリリングな内容になりましたね。
本物にこだわったウォルト・ディズニー
そんなスリリングなジャングルクルーズはウォルトディズニー自身が1941年に体験した内容に基づいて構想が練られ、アマゾン川(ブラジル)、ナイル川(アフリカ)、イラワジ川(ミャンマー)の風景を再現したアトラクションとして誕生しました。
さて、当初ウォルトディズニーはジャングルクルーズで登場する動物はすべて本物を使おうとしたそうですよ。
こんな迫力のある像が本物だったらスゴイことになっていたでしょうね。
実際には動物たちが思うように動いてくれないなど、現実的に難しいことから当時開発されたばかりの「オーディオアニマトロニクス」が使用されることになりました。
ちなみにオーディオアニマトロニクスとは、音楽や音声とともに人形が動くシステムのことで言葉は「オーディオ(音)」「アニメーション(動き)」「エレクトロニクス(電子制御)」を組み合わせた造語なのだそうです。
「イッツ・ア・スモールワールド」や「魅惑のチキルーム」で導入されて以来、1967年にウォルト・ディズニー・カンパニーによる商標登録を経て現在は「スプラッシュ・マウンテン」や「カリブの海賊」など色々なアトラクションで使用されています。
巡り合えたらラッキーな船?
さて、ジャングルクルーズの舞台となる船には「川の名前」と「女性の名前」を組み合わせた名前が付けられているのはご存知ですか?
例えば、この船の名前は「アマゾン・アニー(AMAZON ANNIE)」と言う名前で、この船を含め13隻の船がクルーズを盛り上げてくれます。
ちなみに、船の名前は…
アマゾン・アニー(AMAZON ANNIE)ライフガードの船
コンゴ・コニー(CONGO CONNIE)探検家の船
ガンジス・ガーティー(GANGES GERTIE)釣り師の船
イラワジ・アーマ(IRRAWADDY IRMA)探検家の船
クワンゴ・ケイト(KWANGO KATE)写真家の船
ナイル・ネリー(NILE NELLIE)探検家の船
オリノコ・アイダ(Orinoco Idae)画家の船
ルッシュル・ルビー(RUTSHURU RUBY)トレジャーハンターの船
サンクル・サディ(SANKURU SADIE)収集家の船
セネガル・サル(SENEGAL SAL)探検家の船
ボルタ・ヴァル(VOLTA VAL)探検家の船
ワンバ・ワンダ(WANBA WANDA)医者の船
ザンベジ・ゼルダ(ZAMBESI ZELDA)生物学者の船
と、どれも個性豊かなのですが、例えば、アマゾン・アニー号は別名「ライフガードの船」とも呼ばれています。実は、船には”所有者”がいると言うバックストーリにちなんだもので、船には所有者にまつわる装飾がされているそうなので乗ったときにアクセサリーを探してみるのもいいかもしれません。
さて、13隻の船でも「出会うとラッキーな船」があるのはご存知ですか?
それは「ボルタ・ヴァル」と「オリノコ・アイダ」です。
ジャングルクルーズで活躍する船の名前は「”A”MAZON “A”NNIE」のように川と女性の名前の頭文字には同じアルファベットが用いられています。しかし、オリノコ・アイダ号だけは「”O”rinoco “I”dae」と異なるアルファベットが頭に使用されています。また、理由は定かではありませんが、他の船と異なり唯一小文字も織り交ぜられています。
あと1隻、赤と白の屋根が特徴的なボルタ・ヴァル号は30年以上もジャングルクルーズで活躍している最古参だそうです!
もし、これらの船に巡り合えたらラッキーかもしれませんね。
なぜ、ウエスタンリバー鉄道と同じ乗り場なの?
最後に、ジャングルクルーズとウエスタンリバー鉄道って同じ建物内に乗り場がありますよね。ジャングルクルーズが1階でウエスタンリバー鉄道が2階と言う感じです。
でも、なぜ異なるアトラクションが同じ建物内に乗り場があるのでしょう?
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答えは『同じ会社が運営しているから』です。
実は、ジャングルクルーズとウエスタンリバー鉄道は「サファリ・トレーディング・カンパニー」と言う会社が運営している設定になってるので同じ建物内にふたつのアトラクションがあるわけです。
それにしても、「恐竜の世界」や「動物の守り神」と行った神秘的な世界に出会えるツアーを所有しているサファリ・トレーディング・カンパニーってスゴイですね。