日本は梅雨に代表されるように「雨」の多い地域ですよね。そのため、雨を考慮したエンターテイメントのひとつに、2011年より開催されている『ナイトフォール・グロウ(Nightfall Glow)』があります。このパレードは「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」が雨で休演したときに「ディズニーの仲間たちがご挨拶」と言うスタンスで開催される幻想的なナイトパレードです。
今日は”滅多に遭遇できない”ナイトフォール・グロウについてお届けしましょう!
ナイトフォール・グロウの意味は?
さて、パレードのタイトルとなっている「ナイトフォール・グロウ」ですが、意味については[Nightfall:夕暮れ]+[Glow:輝き]=『夕暮れの輝き』と訳す説と、[Night:夜]+[fall:雨]+[Glow:輝き]=『光の輝きが降り注ぐ夜』と訳す説と二通りあるそうです。
個人的にはナイトフォール・グロウの前身である「レイニーナイト・ファン(Rainy Night Fan)」が[Rainy:雨]と言う意味でしたから後者のような気もしますが、いずれにしてもディズニーらしい素敵なネーミングですよね。
ナイトフォール・グロウの開催条件は?
さて、ナイトフォール・グロウはいつ開催されるのでしょうか?
公式には「雨の日限定のミニパレード…」と案内されているのですが、実は、大雨や強風時には中止になってしまいます。これはフロート(山車)の走行やゲストの安全を考慮すれば仕方ないですね。
ですので、ナイトフォール・グロウが開催されるのは「エレクトリカルパレード・ドリームライツが中止になる雨量で、さらに大雨&強風ではないこと」が条件になります。
冷静に考えると開催条件のハードルは高いですよね。
ちなみに東京ディズニーランドがある千葉県で雨が観測される日数は年間101日(2014年)ですが、小雨でもエレクトリカルパレードが開催されることがあります。その割合を4割(40日)と仮定すると、ナイトフォール・グロウは年間約60回開催される計算になります。
つまり、6日に1回程度の開催割合と言えますので、まさに『幻のパレード』と言えるでしょう。
ナイトフォール・グロウのルートは?
さて、多くの方は「ファンタジーランドを出発してプラザを抜けてトゥーンタウンへ」と言う反時計回りのルートを想定しているかもしれませんが、ナイトフォール・グロウは全く逆です。
上図の青ライン『トゥーンタウンを出発してプラザを抜けてファンタジーランド』と通常のパレードとは逆まわりのルートになりますので、カメラをスタンバイするときは注意してくださいね。
ちなみにルートが逆まわりになっているのは、エレクトリカルパレード・ドリームライツのフロートの準備や撤去などバックステージの導線が関係していると思われます。
ナイトフォール・グロウの所要時間は?
最後に、ナイトフォール・グロウはフロート4台、所要時間は3~4分ほどですので、エレクトリカルパレード・ドリームライツと比べると「えっ、もう終わりなの?」と、物足りない感じがするのが正直なところです。
しかし、「ファンタジックな光のモーメント”ナイトフォール・グロウ”をお届けします」と言うアナウンスの通り、エレクトリカルパレードとは異なる幻想的な音楽と幻想的なフロートがゲストを出迎えてくれますから、滅多に見れないパレードと言うことも考え合わせると、ある意味『レアなパレード』と言えるのではないでしょうか?
最後にナイトフォール・グロウは傘を差したまま、立ったままで鑑賞するパレードになりますから、お子様連れの場合はパレードルート前列で待っていたほうがいいですよ!